Apogee / Ekinox シリーズ

Apogee / Ekinox

仏SBG Systems社製のApogee / Ekinoxは、コンパクトな筐体にIMUセンサー部とプロセッサーが納められた高パフォーマンスセンサーです。Apogee、EkinoxグレードのIMUいずれも、MRUモデルとINSモデル(外部GNSS受信機、内蔵GNSS受信機)の両方をラインナップしているので、用途やシステムに合わせてフレキシブルな機種選択をすることができます。
精密水中地形測量を目的とした自立航行プラットフォームの組み込み用動揺計、測位動揺計に最適です。

特徴

• 小型筐体、低消費電力。
• 深浅測量、マルチビーム測深に必要なデータを出力。
• 1PPS出力対応。
• 主要マルチビーム測量ソフトウェアにドライバ実装済み。
• 高精度後処理ヒーブデータの出力対応。
• GNSS測位が途切れても、慣性航法により位置・方位データを出力。
• NtripやCPトランスを用いてRTK測位可能※1。
• イーサネット、シリアル、CANなど豊富なIO類。
• 後処理によりパフォーマンスをさらに向上可能※2。

※1:Dタイプのみ。また別途VRS事業者との契約が必要です。
※2:E、Dタイプのみ。また別途Qinertia Proソフトウェアの購入が必要です。
Eタイプでは、外部GNSS受信機が生データを出力できる機種である必要があります。

システム概要

Apogee / Ekinoxは、使用するアプリケーションや計測パラメーター、必要とする計測精度によって下記の6機種から選択可能です。また、GNSSアンテナや通信ケーブル、スタンドアロン外部高精度GNSS受信機の構成も構築するシステムに応じて提案可能です。

※1:A、Eタイプのみ。
※2:Dタイプのみ。

機器性能仕様

※:機器の計測性能は、海況、GNSS受信環境、プラットフォームへの艤装状況等によって変わります。
※PPK:Post-Processed Kinematic(後処理キネマティック測位)
※:より詳細な機器性能は、製品カタログ(準備中)をご確認ください。

ソフトウェア

Web Interface

システムの設定やパラメータの監視には、ウェブブラウザからアクセスできる機器内のWeb Interfaceを使用します。シンプルなUIで直感的に操作することができるだけでなく、コンピュータにソフトウェアをインストールする必要がないため、ソフトウェアと機器ファームウェアの相性を一切気にする必要もありません。

Ntripクライアント機能も備えているため、コンピュータをインターネットに接続するだけで、外部機器をNavsightに接続することなく手軽にRTK測位を行うことができます※。

※:Dタイプのみ。また別途Ntrip事業者との契約が必要です。

Qinertia Pro(オプション)

Qinertia ProはSBG Systems社が開発した、同社製 センサーで得られたデータを後解析するための後処理キネマティックソフトウェアです。 センサーが測量中に集録したGNSSとIMUの生データを、独自の拡張カルマンフィルタ、タイトカップリングアルゴリズムで再計算することで、より高精度な測位・姿勢データを算出することができます。